健康・医療戦略推進本部のもとに設置された「訪日外国人に対する適切な医療等の確保に関するワーキンググループ」において、「訪日外国人に対する適切な医療等の確保に向けた総合対策」が取りまとめられ、現在、関係府省庁が連携して取組を進めています。
また、平成 31 年4月からの新たな外国人材の受入れ制度の開始に伴い、在留外国人が日本各地において医療を受けることが予想されるため、「外国人材の受入れ・共生のための総合的対応策」(平成 30 年 12 月外国人材の受入れ・共生に関する関係閣僚会議)に基づき、全ての居住 圏 において外国人患者が 安心して受診できる体制の整備を進めることとしています。
現在、新型コロナウイルス感染症の影響により、訪日外国人数は減少していますが、今後、新型コロナウイルス感染症の影響が収まれば、訪日外国人数や在留外国人数は再び増加し、日本の医療機関を受診する外国人患者 は長期的に増加傾向が続くと考えられます。
そのため、外国人患者が円滑に医療機関を受診できる体制の整備を着実に進めていく必要があります。
このような背景のもと、院内外において、外国人患者を安全かつ円滑に受け入れるための調整役を行う医療コーディネーター等の育成が求められています。
本事業は外国人患者受け入れのための医療コーディネーター の養成を目的とし、 「事業内容」に示す事業を実施するものであります。